飲酒して油物を食べると嘔吐していた私の体験談
数年前、私は飲酒して油っこいものを食べると吐いていたときがありました。毎回ではないのですが、体調がよくないときに起こっていたと思います。
その当時は親の病気のことでストレスがあったのは自覚しています。生来、胃は強くはありません。ストレスで胃が痛くなるようなことはないのですが、子供のころはよく下痢になっていた記憶があります。
そして、その時期はコロナ禍で、コロナ感染の後遺症でお酒が飲めなくなり、油物が食べられなくなったお客さんが数名いました。どうやら、機能性ディスペプシア(胃の機能低下)ではなく膵臓に問題があったようです。
そのケースを知っていたので、それが自分にも当てはまり、膵臓が弱っているのではないかと考えます。慢性膵炎だったりすると食事制限しなければならなくなるので、「食べたいものを気にせず食べられなくなるのか」と正直ショックでした。
そして、クリニックで「膵臓が弱っているのではないか」と相談して検査してもらいます。CT検査では特に問題はないようで、医師からは「よく噛んで食べてみてはどうですか?」とアドバイスされました。
それまでは、よく噛んで食べることはしていません。理由は「面倒くさいから」という程度の理由です。そういう癖といえばそれまでですが、癖は直せます。なにより吐くのは苦しいので30回噛むようにしました。
すると、吐かなくなります。飲酒して油物を食べても大丈夫です。
今までは咀嚼が足りなかったので、単純に胃の負担が大きかったのでしょう。ストレスにより内臓が弱っていたことも関係しているとは思います。
よく噛むようになって気づいたことがあります。
当たり前ですが食事に時間がかかるということ。私はせっかちではないのですが、せっかちな人はよく噛まないこともありそうです。
そして、よく噛むことで食べ物の味がよくわかるようになりました。食事の有難味を痛感したのです。
それにしても、「よく噛んで食べましょう」とは子供の頃から言われていたことです。
わかっていたのに、なぜそれまで出来なかったのでしょうか。
安岡正篤氏の教えに「三識」があります。三識とは「知識・見識・胆識」。
・知識…頭で知っているだけの情報
・見識…知識を経験に基づいて理解
・胆識…見識を胆力で正しく行動
私は「よく噛んで食べる」という知識はあったが、それは胆識ではなかったということ。頭で知ってはいるけれど、行動にうつせていなかったので胆識のレベルではわかっていないわけです。言いかえれば、「知ってはいるけれど、わかってはいない」となるでしょう。
「よく噛んで食べる」ことを知ってはいるけれど、実際には行動していない、もしくは出来ない人はたくさんいると思います。
間違いなく言えるのは、よく噛んで食べたほうが、胃の負担は減るということです。
「よく噛んで食べる」ことは、胃の機能が低下したときに、すぐにできて効果がある手段。自分でやろうと思って、行動にうつすだけです。
私の場合は、「食べたいものを食べる」ことと「よく噛んで食べることの面倒臭さ」を天秤にかけたときに、「食べたいものを食べる」ことのほうが勝ったので、よく噛んで食べることを頑張ることができました。
この私の体験談が参考になれば幸いです。