感覚8パーソナリティーは、"対人関係"にフォーカスした性格分類です。
なぜ、"対人関係"をテーマにしたのかは、心理学者アドラーの「すべての悩みは対人関係の悩みである」ということを基にしたからです。
そして、感覚8パーソナリティーの特色のひとつは、自分の性格を何個選んでもいいことにあります。
性格がひとつの人は、それでOKです。きっと、どんな場面でも変わらないタイプです。
性格がふたつ以上の人は、シチュエーションごとにキャラクターを使い分けているのでしょう(自分で意識しているかどうかはわかりませんが…)。
性格が何個あろうが、かまいません。「心は複数」と心理士の東畑開人氏も言っています。
しかし、問題になるのは、キャラクターが複数になることで、「本当の自分はこんな人間じゃないのに…」などと思ってしまいメンタルが落ちる場合です。
今回は、性格が2つある場合を考えてみたいと思います。
2つの自分
性格カラーが2つの場合は、<素の自分>と<社会的な自分>というように分けてみましょう。
<素の自分>は、安心できる環境にいるときの自分です。<子どもの自分>とも言えます。
内弁慶といった言葉がありますが、内よりの自分です。その内がひとりのときなのか、家族といるときなのか、親しい友人といるときなのかはケースに寄りますが、素のままの自分を出せている状況だと思ってください。
<社会的な自分>は、学校や会社にいるときの自分です。<大人の自分>とも言えます。
「外面(そとずら)がいい」と言ったりしますが、外向きの自分です。対人関係を円滑にするために自分なりに獲得していったキャラクターとも考えられます。また、社会人になったことで、仕事での責務を果たすために性格を変えていったこともあると思います。
このような内と外での性格の違いは、幼少期から見られるようです。
保育園で働いている人から聞いた話です。
園では興奮してハイテンションに暴れまくるが、保護者に家庭内での態度を聞いてみると、家では安心しているのか大人しい子。
園では大人しくて手がかからないが、園では頑張って我慢しているからなのか、家ではそのストレスが爆発して癇癪を起こす子。
そして、社会人になればなおさら、外では我慢という機会は増えていきます。
「本当の自分はこんなんじゃないのに…」と我慢していることに気づいている場合もあるでしょうが、我慢していることもわからなくなっていることもあるでしょう。
そうすると、ストレスから身体に症状が出ることがあります。しかし、なにがストレス要因か本人的には自覚していないので、身体症状があることが新たなストレス要因になるという負のループが形成されることもあるのです。
対応する2つの方法
性格が2つある場合、内と外での性格のギャップが大きくなりすぎることがストレスになると考えられます。
内での<素の自分>はそのままでいいとして、外での<社会的な自分>をどうすればいいかです。
ここでは、2つの方法を提案します。
"混ぜる"と"分ける"です。
①混ぜる
<素の自分>と<社会的な自分>を混ぜます。ハイブリッドです。
<社会的な自分>のキャラクターが形成された背景には、自分でルールをつくっていったはずです。
「嫌われないためにはこうしたほうがいい」「仕事上ではこうならねばならない」などを経験から学び、少しずつ自分を変えていったのではないでしょうか。
その自分ルール(こだわり)をひとつずつ捨てていきましょう。
簡単に捨てられるものからでOKです。案外できるものです。そして、捨てるとスッキリします。部屋の断捨離と同じです。どんどん捨てましょう。
すると、<社会的な自分>が<素の自分>に少しずつ近づいていきます。また、<素の自分>の自分本位の面も社会性に寄っていきます。2つの性格が混ざっていくわけです。
②分ける
<素の自分>と<社会的な自分>を分けます。
<素の自分>を前に出しつつ、後ろでは<社会的な自分>が見守っているイメージです。
たとえると、公園で子どもが遊んでいるのを、親がベンチで見守っている感じ。子どもが<素の自分>で、親が<社会的な自分>。
子どもは親が視界に入っていれば、一人でも安心して遊んでいられます。このシステムにならって、会社や学校でも<素の自分>を出していき、<素の自分>がなにかやらかしそうなときは<社会的な自分>がブレーキをかける感じでやってみましょう。
この方法は、『メタ認知』という「自分のことを客観的に見ること」が苦手な人には難しいかもしれません。そういう方は、"混ぜる"方法でいきましょう。
まとめ
性格が2つある場合に、そのことで上手くいっていない感じがあるのならば、"混ぜる"と"分ける"という方法もあるという話をしてきました。
試してみる価値はあります。そして、試行錯誤してみてください。
当院のコンセプトは「楽に生きよう!燃費よく」です。
こだわりを捨てたり、<素の自分>を出していったりすることは、"燃費よく"生きていくことにつながっていきます。
『感覚8パーソナリティー』が"楽に生きていく"ことのヒントになれば幸いです。
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