更新日:2025年12月17日
蛋白質摂取のため卵料理『茶碗蒸し』がお勧め
「食べたくない」→食欲不振
「食べると吐き気がする」→嘔気
「すぐにお腹が張ってしまい量が食べられない」→腹部膨満感
機能性ディスペプシア(FD)による様々な症状があるかと思います。
食べたくない、食べられないとはいえ、最低限のエネルギー摂取ができないと日々の生活に支障が出てしまいます。痩せていき体重減少が止まらないのは悪い傾向です。
胃にやさしいものを食べようということで、お粥やうどんなどを食べている人はいるかと思います。しかし、これらの炭水化物は"喉ごし"がいいだけで消化にいいわけではありません。
"喉ごし"がいいということは、よく噛んで食べることはしないでしょうから唾液の分泌も少なくなります。ほとんど嚙み砕かれていない状態で胃に到達するので、胃の負担が大きくなります。炭水化物の分解で働くのは、唾液と膵液酵素アミラーゼです。
吐瀉物は米や麺類だったりしないでしょうか。よく噛まないで食べた炭水化物は胃での消化に時間がかかるので滞留します。それらが消化できないと嘔吐してしまうわけです。
では、胃が弱っているときには何を食べればいいのでしょうか。
胃で消化されやすいのはタンパク質です。
タンパク質は胃酸中の酵素ペプシンで素早く分解されます。胃での滞留時間が短いということです。
お勧めの食べ物は『茶碗蒸し』。タンパク質の卵を使った料理です。軟らかいので食べやすくもあります。
しかし、卵料理でも生卵は避けましょう。生卵は腸での吸収がよくないので、火を通した方がいいです。お味噌汁に卵を溶いて入れたりするのもいいかと思います。
卵アレルギーなど、卵が食べられない人もいるかと思います。タンパク質を摂取したいので、豆腐もお勧めです。肉料理ではささみ肉がいいでしょう。
タンパク質を摂取することが重要なのには、もうひとつ理由があります。
タンパク質が消化酵素の材料になるからです。
材料が足りなければ消化酵素が豊富に作られないことが起こると考えられます。お粥やうどんやパンなどを食べているだけでは消化酵素の材料不足になる可能性があるということです。結果、胃の機能低下につながっていきます。
胃が弱っているときの食べ物で茶碗蒸しをお勧めしました。茶碗蒸しも"喉ごし"がいいのですが、しっかり咀嚼して食べるようにしてください。
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