更新日:2025年11月5日
【HSP症例】怒りや涙を抑えることができずに苦しい
30代の女性。日常生活の中で怒りや涙を抑えることができずに苦しんでいたことで来院。
三ヶ月前から10年間付き合った彼氏と同棲し始めた。今年中に入籍予定。二ヶ月前に勤務しているレストランで副店長の話がきたが、頭が整理できなくなっている。
性格的には、心配性で完璧主義。脳内多動なタイプ。
初診の聞き取りによると、先月くらいからイライラが止まらなくなり、人に八つ当たりをし始めたそうです。そんな自分に対して嫌悪感が生じてしまうとのこと。ストレス発散の方法としては、過食と髪の毛を抜くことが主でしたが、問診中から涙が出て、施術中も涙を流す場面がありました。
まず考えられるストレス要因は同棲という環境の変化です。嬉しい出来事ではありますが、他人と生活し始めるということに慣れるには時間がかかります。さらに、職場での昇進も大きなストレス要因です。責任感が強い人ほど、昇進するとさらに仕事を抱えてしまう傾向があります。実際に彼女も休みの日にも仕事を持ち帰っていたようです。
そこで、施術で身体の緊張を取りつつ、「脳がキャパオーバーになっているので、感情のコントロールが効かなくなっています。まずは脳を酷使することを止めましょう。休みの日はしっかり休みましょう」というような話をしたのです。
また、敏感さを和らげるセルフケアを指導しました。
2回目と3回目の来院では、彼女がそのときに抱えている悩みを話してくれました。また、食べることや髪の毛を抜くこと以外のストレス発散方法があるといいと話すと、ランニングを以前していたとのことなので余裕が出たら走ることを勧めました。
4回目の来院時に、ずっと調子がよく、穏やかな状態をキープできているとのこと。八つ当たりすることもなくなり、過食や髪の毛を抜くこともしなくなったそうです。
ショックなことがあると泣いてしまうことはまだあるそうですが、彼女にとって泣くことは日常生活の一部のようなので、「泣いて発散できるのであれば、泣くのは悪くはないですよ」と話しました。
その後の来院でも、その都度彼女が気になっていることを話してくれました。話をすることで、彼女なりに頭の整理がついていく効果があったと思われます。
そして、婚姻届を提出し、無事に入籍したのです。
彼女は新しい人生の一歩を踏み出しました。
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