ストレスに鈍感だと原因がストレスだとは思わない
ストレスには、怪我や病気などの身体的ストレス、家族関係の変化や仕事上の環境変化、対人関係などの精神的ストレスなど、様々なものがあります。
そして、多くの自律神経失調症で悩まれている人を診てきた経験からすると、ストレスが原因のケースは多いです。
ただし、ストレスだけが原因なのではなく、生活習慣や骨格の問題が絡み合っている場合がほとんどです。ストレスには症状に対するものも含まれますので、症状が長引いていることもストレスになります。
そして、ストレスが絡んでいるケースは8割〜9割というのが私の体感です。
問診で「なにか大きなストレス要因はありましたか?」「生活上で大きな変化はありましたか?」とお聞きしています。
そのときに、「特にストレスはありません」と答える場合でも、詳しく話を聞いていくと『これがストレス要因かな』と察しがつくことが多々あります。
では、なぜ「特にストレスはありません」と答えていたのか。
プライドが高く、弱みを他人に見せられない男性などは「俺はストレスに負けるような弱い奴ではない」というアピールから、「ストレスはない」と言う場合もありますが、このケースは今回は除外します。
経験からいうと、「ストレスはありません」と素直に答えてくれる人は、ストレスというものに鈍感なタイプだからだと考えています。ストレスがどういうものだかわからないともいえます。わからないものはないのと同じこと。
ストレスという言葉は漠然としたものです。ストレスというものがよくわからないという人は沢山います。心が弱っているという状態も同様で、よくわからないという人は多いです。
しかし、ストレスというのではなく、脳がバテていると説明すると伝わりやすいようです。
あれこれ考えてしまうことが止まらないと頭の中が忙しい状態が続き、脳は疲労して自律神経 が乱れます。その影響で様々な症状が身体に起こってしまうのです。
『ストレス』『心が弱る』『脳バテ』は、同じ状態を別々の観点から言い表しているものと考えていいかと思います。
脳バテは、頭がスッキリしているのとは逆の状態です。頭がスッキリしていない状態が続いているときは、「脳が疲労しているから脳を休ませないといけないな」という意識が必要かと思います。
自律神経失調症の要因のひとつにストレスはあります。
ストレスというものに対してピンとこない人は、「思考が止まらなくなり脳がバテている状態」があるかないかを考えてみるといいかと思います。