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起立性調節障害(OD)朝起きれない、立ちくらみ、めまい、長時間立っていられない|恵比寿整体院

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骨格の問題改善→心理面で安心→自律神経が整う

更新日:2026年3月24日

【OD症例】朝起きられない

高校2年生女子。主訴は「1週間前から朝起きられない。朝に頭痛があり、気持ち悪くて食欲も落ちた」。遅刻して昼くらいに登校している。既往歴として、「一年前の春も同様の症状があった」と報告。夏以降は部活の朝練にも参加できるようになっていた。今後の目標として、1ヶ月半後の修学旅行までに症状を改善したいと述べている。

典型的な起立性調節障害(OD)の症状です。ODは、自律神経の乱れによって循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患。主に小学校高学年〜中学生に多くみられますが、この時期は第二次性徴期とも重なり、身体のさまざまな機能が大人へと変化していく時期です。この変化は自律神経系にも起こります。ODの要因は、精神的ストレスや思春期による体内のホルモンバランスも関係しています。

経過は順調にすすみ、5回の来院で改善した。
初回の施術後、頭痛が治まり、「気持ち悪い」という自覚症状が減少したことで安心したとのこと。週末の模擬試験にもギリギリ間に合うことができた。その後も、朝起きれるようになり、1分前には登校できていると報告。5回の施術後、修学旅行へも無事に参加できた。

改善のポイントは、初回の施術における骨格矯正にあると考えられます。不安な状態が続いたことと、普段の姿勢の悪さにより交感神経が優位の状態が続き、身体の緊張が抜けなくなっていました。さらに、第一頚椎の歪みもみられました。それが緊張型頭痛に関連し、迷走神経の伝達を悪化させることで嘔気や食欲不振につながっていったのでしょう。
頚椎の矯正は、当院の得意分野であるので、結果がすぐにあらわれたのです。骨格矯正だけで、自律神経系の育ちがすぐに促進されることはないので、頭痛や吐き気などの症状が緩和したことで、心理面の不安も薄まっていったと考えられます。

それまでは、発育による『自律神経系』の問題により症状が出たことで、「修学旅行に行けないかもしれない」と『心理面』で不安が膨張したことで、『身体面』の緊張が抜けなくなっていました。これらの三つが相互作用によりW負のループWに陥ってしまい、症状が続いていたと考えられます。

自律神経失調症の負のループ(悪循環)


このW負のループWから抜けた流れは以下のようになります。
・骨格の問題が改善 → 心理面で安心 → 自律神経が整う

そして、初診時には、心理面での「不安との付き合い方」のアドバイスも行っています。さらに、OD対策として、朝ベッドから起きるときの起床方法の指導をし、身体面では、コリからくる筋肉の緊張もあることから普段の姿勢の指導も行いました。それらが自律神経を整えることにつながったので、順調に改善していったのです。

身体面では、第一頚椎をピンポイントで矯正できるかは施術の技術の問題です。それができても、不安との付き合い方を身に付けないと再発する怖れがあります。W負のループWから脱却するには、一つの面だけがよくなっても、他の面からの影響が相互作用で起こるからです。

彼女は、去年の春にも症状が起きていました。季節の変わり目に自律神経系の働きがおいつかないと考えられます。しかし、自律神経系の育ちについては、時短はありません。ODの発症期間は、1年で約50%の人が改善し、2〜3年経過で約80%が改善するといわれています。子どもが成長するにつれて自律神経系が徐々に発達していくのを待ちつつ、できることをやっていくのが大切でしょう。


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